陽当たり、大事ですよね
家探しをしていると南向き 東南向きという言葉をよく見かけます
確かに明るい家は気持ちがいい
でも、20年以上住宅に関わってきて思うのは陽当たりの良い家と 暮らしやすい家は 必ずしも同じではないということです
以前、お会いしたお施主様の中に
【東南向きの家に住む】という強いポリシーをお持ちの方がいました
朝陽が射し込むリビングには家族が集まり、 運気も上がる
そう信じておられたのです
実際、その方は事業で大成功されていました
だからといって 東南向きでなければならないわけではありません
家に対する考え方は人それぞれだなあと 印象に残っています
ただ、世の中の全ての人が希望通りの方位の家に住めるわけではありません
とはいえ、設計の力でできることもあります
間取りや開口位置を工夫することで十分に明かりを採り入れることができます
ただし、隣家との距離がない場合、天窓は大変有効ですが
経験上、あまりお薦めしません
築20年を過ぎると必ずと言っていいほど雨漏れしますし
交換するにも屋根が絡むため容易ではありません
出来るだけ採用しないようにしましょう
さて、マンションはどうでしょう
マンションの場合、方位も開口も決まっていて変更は難しい
もしも、これからマンションを購入される方がいらしたら
以下について考えてみてください
1、低層マンションの場合
隣家との距離が近いと陽射しが入りにくく、視線が気になることも多いので避けたいところ
隣家と離れていて、眺望も良い低層マンションはいいですね
つまり、全ては立地ということでしょう
2、タワーマンションの場合
これは意外かもしれませんがお薦めは北向きの部屋
タワーマンションは周囲に何もなく直接陽射しが入らなくても暗く感じることは少ないです
むしろ陽射しに左右されず、一日中安定した明かりが得られます
一方で南向き、東向きそして西向きの部屋は猛烈な陽が部屋の奥まで射し込みます
周囲に何もないと言うことはこんなにも容赦のない陽が入るのかと驚きます
タワーマンションのリノベーションをする度に必ずお客様から日射対策を求められます
カーテンやバーチカルブラインドのように縦ラインで陽射しを遮るものでなく
ブラインド、ハニカムスクリーンなどのように横ラインで陽射しを遮れるものをお薦めします
太陽高度によって調整できるものが有効だからです
また熱の侵入も防ぐ必要がありますので遮熱素材を選びましょう
などなど大変苦労して窓回りの対策をする必要があります
とかく南向きや東向きが好まれますが一概にそうではなく
ましてや、タワーマンションではデメリットになることもある
とはいえ、どんな家に住むかより
誰とどんな暮らしをするかの方が大事
狭いながらも楽しい我が家っていいますものね
でもそれを言ったら私の仕事がなくなりそうなので
それはまた別の話ということで

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