私たちは日々様々な物差しを持って暮らしています。
でも同じ物差しを持っているのか
時々、疑った方がいいと思っています。
2リットルのペットボトル10本分の水が節水になります。
これは分かりやすい例えです。
隣にたばこの箱を並べて写真を撮る。
これもイメージがつきやすい。
学校のプール3杯分です。
これもギリギリ、何となくわかるような。
東京ドーム10個分
思わず『広ーい』と言いたくなりますが
実際にはピンとこない例えです。
東京ドームの敷地が何平米かも知らないのに
それが何個分かと言われてもわかりません。
これを言われて『広ーい』と言えるのは
東京ドーム関係者及び巨人軍の選手たちだけだと個人的には思います。
さて、家づくりの中でも何種類かの物差しがでてきます。
最も登場回数が多いのは畳数。
この部屋は何畳ですか?
良く聞かれます。
今の家の子供部屋が6畳だから
今度の部屋はそれより広い
そう判断しやすいのでしょう。
でもその畳、同じ畳ですか。
関西の畳と関東の畳はサイズが違うのです。
関西の和室、所謂京間は関東の江戸間よりも縦横ともに大きく
同じ6畳間であっても全体の面積に約15〜20%の差が出ます。
京間の6畳は、江戸間や団地間の8畳に相当するほどの広さがあります。
また、部屋の一部が動線になっている間取りもあります。
動線部分を差し引くとその畳数分を有効に使えない場合もあります。
更に同じ8畳でも窓が大きい、収納扉があるなど壁が少ないと
家具のレイアウトが難しく有効に使えないこともあるので要注意です。
部屋の面積は壁の中心から計っていることが多いので
壁の厚さによっても左右されます。
2畳のウォークインクローゼットがあると図面には記載されているのに
実際には外壁側の壁が厚く、2畳あるように感じない
ということはよくある話なので頭の片隅に置いておいてください。
近ごろは和室のない家も増えています。
そのうち畳数にピンとくる日本人も減少していくのではないでしょうか。
畳って何?という時代が来そうで怖いです。
ちなみに海外で畳に変わる表現としては
『キングサイズベッドをいくつ置ける空間か』というのが定番の例えだそうです。
日本人にはピンときません。

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